【剣盾 竜王戦2020予選② 32位】ハーフサイクルザシアン【最高最終1803】
- 2020/12/26
- 18:30

どうもはりゃんです。
だいぶ公開が遅くなったので賞味期限切れ感が否めませんが
前回に引き続き竜王戦の記事になります。
こちらは目標にしていた1800に乗せたザシアン軸の方ですね。
<目次>
・戦績
・構築完成まで
・個体解説
・ザシアン
・ゴチルゼル
・ポリゴン2
・エースバーン
・ゴリランダー
・サンダー
・選出
・重いポケモン
・なんか色々と
<戦績>
最高最終レート1803
32位
1800台の下限らしいです
ポケHOMEの対戦履歴がまだ見られないので勝率は覚えていません()
<構築完成まで>
1.

上位に多そうなイベルタルに強い構築を組もうからスタート。
最初に解禁枠として最もイベルタルに強そうで
かつ相手の行動を制限する性能が高いザシアンを採用
珠ダイバーンで落とされてしまう点を考慮して耐久振りにし、
構築全体も中身がイベルタルに強くするよう意識した。
2.

ザシアンが止まるヌオーを分かりやすく牽制出来る枠としてゴチルゼルを採用
受けが少なくない環境であると予想していたためそこを1匹でメタれる枠
ザシアンに弱い悪タイプを誘える点も評価
3.

ザシアンが苦手気味な黒バドレックスやサンダーに受け出せるポケモンを探したところ
耐性的にも数値的にも足りていて
ついでに珠イベルタルにも後出せる型を思い付いたのでポリゴン2採用。
イベルタルに中身を強くしようというコンセプトと奇跡的なぐらい噛み合った
4・5.


上記3匹だとカイオーガにどうがんばっても勝てないと思ったので
FFの四畳半さん(@yojyosyugi)に相談したところ
「スカーフエースバーンの蜻蛉返り+ゴリランダーの蜻蛉返り(グラススライダー)で
盤面を操作しながらカイオーガを削るのが強い」
という意見を頂いたので2匹ともそのまま採用。
ついでにエースバーンがザシアンの苦手とするメタモンの対策も少しだけ兼ねている
6.

スカーフエースバーンだけではメタモンやザシアンミラーへの対策がまだまだ不安定だったため
サブロム同様耐久振りサンダーを採用。
大会当日までゴツメの予定だったが、サブロムでザシアンを受け切れないことが判明したので
持ち物をアッキの実に変更した
対面構築っぽい並びにサイクルカットのゴチルゼルを突っ込んだように見える構築になりましたが
種族値と蜻蛉返りを駆使して半分サイクルをする構築です。

<個体解説>
ザシアン@朽ちた剣
ザシアン@くちたけん(ふとうのけん・いじっぱり)
199(252)-222(92)-150(116)-×( )-140(36)-170(12)
ワイルドボルト/インファイト/きょじゅうざん/みがわり
ぽけっとふぁんくしょん!※調整意図
HB:意地っ張りエースバーンの火炎ボール耐え(変身したメタモンは確1)
A+2ザシアン(コピーしてきたメタモン)の巨獣斬確定耐え
HD:臆病珠イベルタルのダイバーン耐え
S:最速ガブリアス抜き(準速エースバーン - 1)
A:残り(エースバーンをインファで確1程度)
※技構成
巨獣斬…説明不要のザシアン最強技
インファイト…鋼やポリゴン2への最高打点
ワイルドボルト…ホウオウやテッカグヤ、非ダイマ時のイベルタルへの打点
身代わり…交代択の拒否やメタモン入りに強くなる
※備考
・技配置メタモン意識でワイルドボルトが一番上
相手が連打して一番上の技を押した際に
ザシアン対面で絶対にメタモンが生き残らないかつ被ダメが最も少ないのはワイルドボルト
身代わりは文字数が少なく手を止められる可能性があり
押して貰えてもメタモンが生き残ってしまう
構築にいるだけでイベルタルの行動に制限を付けられる解禁枠。
ザシアンが選出画面にいるだけでイベルタル側は必ず一度はダイジェットを積まなければならない
という認識を植え付けつつダイバーンを耐えて一発入れることが出来ます。
こちらのサンダーでザシアンをコピーしたメタモンを倒したかったのでじゃれつくを切りましたが
欲しい場面がほとんどなかったので正解でした。
とは言ったものの若干相手のサンダーが重かったので
入れるのなら身代わりを切ってフルアタにするのもなくはないと思いました。
ゴチルゼル@カゴの実
ゴチルゼル@カゴのみ(かげふみ・ずぶとい)
177(252)-×( )-154(196)-116(4)-131(4)-92(52)
アシストパワー/わるだくみ/コスモパワー/ねむる
ぽけっとふぁんくしょん!※調整意図
S:最速ブリザポス抜きアーマーガア抜き
H:極振り
B:残り
D:端数
※技構成
アシストパワー…全抜き用の攻撃技
悪巧み…全抜き用の積み技
コスモパワー…同上
眠る…詰ませるための回復技
※備考
・このポケモン以外でジガルデ軸を崩せないのでHB振り
耐久キャッチと役割対象の呼び込みが同時に出来る便利ポケモン。
仮に役割対象が出てこなければザシアンが通るし
出てきたら出てきたでキャッチすればよいので採用してよかったです。
備考の通りジガルデ意識でHBに振りましたが、
耐久振りサンダーやダイマックス砲ピン刺し耐久振りムゲンダイナを起点にすることを考慮して
HDベースにしてもよかったかもしれません。
耐久振りムゲンダイナもこいつで崩していたので思った以上に強かったですが
ガン積みした末に急所で負けることもあったので
キャッチしてTODを狙いに行くのかは考えなければなりませんでした。
ポリゴン2@進化の輝石
ポリゴン2@しんかのきせき(トレース・なまいき)
191(244)-100( )-112(12)-×( )-161(252)-58( )
イカサマ/スピードスワップ/かいでんぱ/じこさいせい
ぽけっとふぁんくしょん!※調整意図
H:16n-1
D:極振り
B:残り
S:最遅
※技構成
イカサマ…積んでくる物理や来るバドレックスに撃つ
スピードスワップ…ダイジェッターに後出してザシアンが再び上を取れるようにする技
怪電波…超高火力特殊を受けたりゴチルやザシアンの身代わりの起点を作れる
自己再生…説明不要の回復技
※備考
・特殊イベルタルの珠ダイジェット+ダイアークを大体耐え
・ダイジェッターへのスピスワ時の素早さ関係意識の最遅
・ダイマ時にダイアークを撃つ可能性を考慮してA個体値V
・陽気珠ランドロスの剣舞ダイジェットを耐えるための特性トレース
イベルタルやサンダー、その他色々なポケモン(特にダイジェッター)を誤魔化すポケモン。
スピードスワップさえしてしまえば
ダイジェットを3回積もうともザシアンの上は取れなくなります。
「イベルタルに本当に強いの?ダイアーク2発でDダウン込みで後出し出来ないよ?」
という疑問もあると思いますが、
先述の通りザシアンがいることでダイジェットを強要しているため、
後出しするタイミングでイベルタルがダイアークを撃ってくることはありませんでした。
ジェットに対してはスピスワ怪電波で火力と素早さを落とすことにより
ザシアンで倒すかサンダーで起点にするか出来ます。
ザシアンで倒した後に裏か出てきたヌオーなどをゴチルゼルでキャッチしてTODすることも可能です。
対面であれば珠イベルタルのダイアークに対しても
スピードスワップ怪電波で受け切ることが可能です。
基本的にイカサマワンウェポンなので相手を倒せないですが、
こいつの役割は
1.相手のダイマックスを枯らす
2.ダイジェッターのSを落とす
3.ゴチルゼルの起点を作る
4.バドレックスに強い
の4つなので目の前のポケモンを倒す必要はありません。
裏のポケモンで倒せるか起点に出来れば倒されてもオーケー
役割遂行後にポリゴン2を生存させつつ裏をほぼ無傷で繰り出せば完璧です。
全ての技が構築内の誰かと必ず噛み合うように出来たので
とても使いやすいポケモンでした。
エースバーン@拘りスカーフ
エースバーン@こだわりスカーフ(リベロ・いじっぱり)
155( )-184(252)-95( )-×( )-96(4)-171(252)
かえんボール/とびひざげり/とんぼがえり/コートチェンジ
ぽけっとふぁんくしょん!※調整意図
AS:極振り
D:端数(DL対策)
※技構成
火炎ボール…巨大火球の媒体でザシアンや日食ネクロなどに押す
飛び膝蹴り…スカーフダイナックルが強い技なので
蜻蛉返り…採用理由
コートチェンジ…ダイウォールの媒体で最も強そうだった技(使用回数0)
※備考
自分のザシアンをコピーしたスカーフメタモンを上から火炎ボールで確1
カイオーガを上から叩いたりザシアンをコピーしたメタモンを倒すポケモン
ダイウォール媒体で採用したコートチェンジは一度も押さなかったので
ゴチルの起点を作れる鳴き声か砂かけ、ダイマ枯らしの身代わりでもよかったと思います。
よくある動きですが、ダイウォール→ダイナックル→ダイウォールで
上からA+1で殴り続けるのがシンプルに強かったです。
似たような動きで間に巨大火球を挟むことで珠イベルタルにも対面で勝つことが出来るため
構築コンセプト的にもダイウォール自体は外せませんでした。
蜻蛉以外命中不安技しかないので安定しづらいのが難点でしたが
ダイマもスイーパーもサイクルも出来てとても便利なポケモンでした。
ゴリランダー@気合の襷
ゴリランダー@きあいのタスキ(グラスメイカー・いじっぱり)
176(4)-194(252)-110( )-×( )-90( )-137(252)
グラススライダー/10まんばりき/とんぼがえり/つるぎのまい
ぽけっとふぁんくしょん!※調整意図
AS:極振り
H:端数(16n)
※技構成
グラススライダー…説明不要のゴリランダー最強技
蜻蛉返り…採用理由
10万馬力…受け出しムゲンダインやレシラムに押す技
剣の舞…序盤雑に扱って最後に全抜きすることを可能にした技
※備考
無振りカイオーガをフィールドグラススライダーで確1
カイオーガを破壊しつつ蜻蛉でサイクルを回すポケモン。
襷蜻蛉返りでクッション役からグラスラでスイーパー、
周りで削って剣舞グラスラでの全抜きエースにもなれます。
突然ダイマックスして巨大鼓乱打を振り回してかき回すことも出来ます。
対カイオーガ枠としてエースバーンと一緒に採用しましたが、
襷を持ったお陰か他の構築にもちゃんと出せて仕事してくれました。
サンダー@アッキの実
※調整意図
HB:極振り
D:端数
※技構成
放電…ダイサンダーの威力と麻痺の追加効果率が高いメインウェポン
暴風…ダイジェットの媒体
怪電波…ゴチルゼルの起点作りや詰ませる用
羽休め…説明不要の回復技
※備考
A+2ザシアンの巨獣斬をアッキ無しで大体2耐え
サイクルと詰ませの両取りポケモン。
基本はアッキ・ダイジェット・怪電波・麻痺で相手を詰ませつつ
ポリゴン2と組み合わせてサイクルを回すことも出来ます。
ダイジェットを2回積んだアッキサンダーの数値は上から怪電波する前提だと
197-*-225-145-222-240になります。
これはエースバーンの珠巨大火球を乱数で2耐えし
サンダーの珠ダイサンダーを2耐えする程度です。
Sの240があまりにも中途半端だったので、
端数を振って+2で最速スカーフヒヒダルマ抜きにするべきだったかなと思います。
126まで振って+1最速サンダー抜きにしてもよいかもですが
メタモンへの受け出し性能が落ちるので諸説です。
全体的に数値が高いポケモンを採用したので対応範囲の広い構築になったと思います。

<選出>
選出率






ダイマックス率





そもそもダイマックスを使わない試合が多かったです
基本的には





4匹とも基本能力が高いので選出に明確な基準はほとんどありませんでした。
強いて言うなら

イベルタルかサンダーがいたらほぼ選出

エースバーンがいるか、
こちらのザシアンの選出が確定で相手にメタモンがいた場合比較的選出
の2匹だけはある程度意識していました。

大会前はカイオーガ入りにエースバーンとゴリランダーを同時に選出するつもりでしたが
片方を出しておけば案外なんとかなることが分かったので
最終的にそこは柔軟に選出を変えていました。
<重いポケモン>

極力サンダーを無理矢理対面させることで解決していましたが
基本的には構築内の誰も受けられないので
ダイマックスとグラススライダーでどうにかしていました。
この世界のエースバーンはあまり珠を持っておらずスカーフか襷なので、
ザシアンで無理やり耐えて1発入れて解決することもありました。

電気の一環を切り忘れたのでヤバヤバのヤバです。
ザシアンで珠ダイサンダーを耐えて無理矢理巨獣斬で削って何とかしていました。
こいつにダイマを切ってくれれば枯らしてポリ2かサンダーで詰ませたり、
ゴリランダーのグラスラで倒したり、上を取っていることを祈ってエースバーンで倒したり
何とかならないことはなかったですが重いことには変わりありませんでした。
エースバーンと合わせて上の2匹が脳内でも厳しすぎて
サンダーをカバルドンにするか迷ってました。

ミラーが一番キツかったかもしれません。
スカーフエースバーンで上から叩けば楽ですがそう上手くいくわけもなく
世間のザシアンは剣舞やじゃれつくを所持していることがあるため
サンダーでの受けも安定しないのがつらめでした。

エースバーンもゴリランダーも打点が無く、サンダーもホウオウに強いとは言えません。
解決方法は油断させてザシアンでワイルドボルトが本命です。
ザシアンに後出ししてきた際に身代わりが置けていれば
巨獣斬→ワイルドボルトでそのままイージーウィンも出来なくはないですが
そう簡単にはいきません。
ダイジェットを積まれたらヤバイので
その場合はポリ2でスピードスワップすることで何とかします。

ゴチルゼルでどうにかするしかありません。
大会中は思い付きませんでしたが、
初手ザシアンで身代わりから入ればもう少し楽になったかもしれません。
それでもサウザンアローから入られたらかなり厳しいので
相当運がよくないと勝てなかったと思います。

何とかなるとは言っても重いものは重かったです。
エースバーンゴリランダーだけでなく、
サンダーがダイジェットを先積みすれば怪電波でどうにかしてくれることもあったので
不可能ではないけどとても辛いポケモンでした。

無理。出会ったら絶対に勝てない。
紅色の珠をガラルに輸入させないことで対策した。
<なんか色々と>
やっと公式大会で1800に乗せることが出来ました…
1年間全然勝てなかったので構築記事も1年ぶりなんですよね。
めっちゃ長いこと記事書いてなかったので書き方完全に忘れましたorz
ダイマックスの切り方が下手で相変わらず8世代が理解出来ていないのは痛感しましたが
竜王戦はそれでも何とかなったので、
ルールによってはまだ戦えるんだなと分かってよかったです。
戦績に関しては満足のような不満足なような。。。
プレイングのミスや運でもう少し勝てたよなぁと思う反面、
豪運で勝っている試合も少なくないので、
今の限界はこの辺かなぁという気持ちです。
こちらの構築は試運転する時間が全くなく、
人の考察を見聞きして組んだのでぶっつけ本番で回したのですが、
ちゃんと事前に回していればという気持ちが出てきたので
時間の捻出は出来るようにしたいですね。
というわけで竜王戦お疲れさまでした。とても楽しかったです。
8世代でやっとまともに勝てたのでちょっと安心しました。
シングルの苦手意識がやっと薄れてきたので今後も遊んでいきたいですね。
<スペシャルサンクス>
エースバーンとゴリランダーを教えてくれた四畳半さん
構築相談に乗ってくれたあるふそーるさん、竜王(2020年12月26日現在)のけーすけさん
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